東京側多摩川近辺の散策

NHKブラタモリが好きでよく見るんですが、11/4(木)は二子玉川(二子玉)をテーマにしたもので、なかなか面白い内容でした。昔は玉電というのが走ってたそうで、その跡地を鉄っちゃんでもあるタモリがマニアックに散策する内容でした。そういえば、単身赴任で神戸から武蔵中原に来きてから二子玉には一度も行ったことがありませんでした。そもそも地名と場所も一致してませんでし。ただ、天体戦士サンレッドで、バンプ将軍が二子玉の高島屋で迷子になるというエピソードをやってたので、バンプ将軍が住んでいる武蔵溝口の近くだろうという感覚は持ってました。バンプ将軍とブラタモリの影響もあって、休日の今日、二子玉に行ってみようと思い立ちました(まあ、やることもないし)。基本的にタモリがたどったところをすべて行ってみるつもりですが、それだけだと面白くないので、等々力渓谷五島美術館にも足を伸ばしてみることにしました。


東急田園都市線二子玉川駅に到着。結構大きな駅です。真正面には高島屋南館がそびえています。


駅から多摩川方向に行って、多摩堤通りを右に曲がって上流方向に向かって撮った写真です。右手の小高い岡のようなのは昔の堤防跡でブラタモリでも取り上げられてました。昔は左側のマンション郡のところに小料理屋がたくさんあって、堤防を小料理屋と多摩川の間に作ると川が見えなくなるという理由で小料理屋を囲むように堤防が作られたそうです。写真の向こうにかすかに見えるビルが昔からある小料理屋だそうです。場所が堤防の外側にあるので移動したのでしょう。


ここは昔の玉電の軌道跡で画面の手前から向こう側に軌道があったそうです。多摩川から採取した砂利を運搬するのにも使われたようです。今は、並木道になってて両側にマンションや家が立ち並んだおしゃれな通りになってます。


ここは玉川大勝庵という蕎麦屋で、ご主人が玉電のアイテムを収集して店の中に展示していることで有名なところです。ブラタモリではタモリが店内の玉電の運転席で運転ごっこをしてましたね。今日は定休日なので入れませんでした。残念。


玉川大勝庵で昼食をとれなかったので、高島屋南館に戻ってレ・ジャルダンというフレンチレストランで昼食をとりました。ここは、神戸北野ホテルの山口シェフがプロデュースしたフレンチレストランだそうです。写真は先着20名限定の特性ハンバーグ(1000円)です。パンはとり放題なのですが、北野ホテル系列だけあってどのパンもおいしかったです。特に写真のパンの向こうに写ってるトマトでつくってるジャムが絶品です。席からの眺めも良く屋上庭園が一望できます。


ここは高島屋から渋谷方面に坂を上ったところにある行善寺というお寺です。ここは小高いところにあるので眺めがよく、かつては徳川将軍もここから景色を見ていたそうです。天気がいい日は富士山も見えるとか。ただ、この日は靄があってまったく見えませんでした。まあ、高さでいうと高島屋のほうがあるのでそこからの眺めの方がいいのでしょうが。この辺りから足がへばってきました。


行善寺の次は五島美術館に向かいます。まずは、行善寺から二子玉川駅方面におりて、そこから東急大井町線沿いを上野毛駅方面に歩きます。五島美術館は、その少し手前にあります。ここは東急の創業者の五島慶太のコレクションを集めたもので、源氏物語絵巻が有名な美術館です。年に2回(春と秋)絵巻が公開されるんですが、先週から秋の公開が開始されたばかりで今日は運良く見ることができました。ラッキー。さらに、今年は開館50周年だそうで、ここの所蔵だけでなく名古屋の徳川美術館源氏物語絵巻も加えた展示になってるそうです。まさにラッキー。徳川美術館には10年位前に行ったことがあったので、絵巻のいくつかはなんとなく見覚えがありました(女房たちが碁を打ってる絵とか)。平安時代にどうやって碁盤の線をこんなに精密に書けたんだろうという疑問をもったことを覚えています。ちなみに、源氏物語絵巻紫式部が書いた原本のことではなく、それを抜粋して情景の絵と共に絵巻に書いたもののことです。作者は不明だそうで12世紀ごろに書かれたそうです。


次はいよいよ等々力渓谷です。五島美術館からは上野毛駅から等々力駅まで電車で行きました。等々力駅から6,70mくらい歩くとゴルフ橋という橋に出ます。そこの右手に階段(写真)があるので、そこを降りていくと等々力渓谷に出られます。普通の都会の風景から突然自然の光景が広がるので不思議な感じがします。



階段を下ると写真のような川が流れてて、その横を川沿いに下っていきます。道が異常に細いため、反対方向から来る人とすれ違うと川に落ちそうになります(柵がないので怖いです)。まあ、7,80mくらい行くと多少道幅が広くなるので歩きやすくなります。ちなみに、このあたりから携帯の電池が少なくなり渓谷の写真がほとんど撮れなくなってしまいました。残念。二子玉と五島美術館あたりで道に迷って携帯のGPSを使いまくったのが原因でしょう。GPSは電池使うから。なので等々力不動尊などの有名スポットの写真は撮れませんでした。


等々力渓谷の次は、最後の目的地であるジャイアンツ小池商店です。小池商店は巨人の旧多摩川グランドのすぐ横の堤防下にあります。等々力からは渓谷を多摩川に下りて、そこから東急多摩川駅まで延々と川沿いを下っていきます。延々と歩くこと20分。住所が世田谷区から大田区田園調布に変わる辺りでようやく写真の店に着きました。昔、巨人の多摩川グラウンドがあったときに、長嶋や王など有名選手がおでんをよく食べに来たことで有名な店です。巨人ファンなら一度は行ってみたい店ですね。痛い足を引きずりながらようやくこの店を発見したときは少し感動しました。さっそく店に入ってみましたが、多摩川の河川敷でテニスや野球をしてきた人たちが頻繁に来るようで、巨人軍が去ってしまった今でも活気のある店のようです。お店の人も気さくな方でした。名物の女将さんは今年お亡くなりになったそうですが、お子さんがお店を続けておられるようです。


店の中は壁一面にサインや写真が張られていて当時の雰囲気が感じられます。白黒の写真や原監督の若いころの写真などもあって、時代の重みを感じます。選手たちが使ったバットもおいてあります。高橋尚成が写っているポスターが一番目新しそうです。



メニューは「おでん・焼きソバ・ところてん・飲み物(酒・ビール・ジュース)」などです。おでんと焼きソバを頼みました。おでんは出汁がしみ込んでとてもおいしかったです。これで420円は安い(4品入っているので1品100円かな)。お店の人に聞いたところ、やはり最近はほとんど巨人の選手は来ないそうですね。まあ文京区からは遠いから仕方ないですね。ちなみに今年来た人は定岡さんだそうです。


ということで、今日は小池商店にも来れたし大満足の一日でした。上の写真は店を出て多摩川駅に向かう途中で撮った写真です。川向こうに武蔵小杉のマンション群が見えています。次回はどこに行こうかな。そういえば、来週のブラタモリは銀座だったな。

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